『「哲学実技」のすすめ』(中島義道) ★★★★
「哲学実技」とは、何か。水泳を学ぶときは、泳ぎかたをスライドで勉強するよりも、実際に泳いで練習することが必要である。哲学においても、カントやフッサールの考えについて学ぶだけではなく(もちろんそれも大事だが)、実際に自ら考え、悩むことが必要である、と。
この本の中では、教授と6人の生徒が問答し、哲学する様子が描かれている。考えに考えを重ね、常に真実を語るべしという教授に反論する生徒たちが、一人づつ教室を去ってゆく・・・。
こんな厳しい生き方は、俺にはできません。しかし、常に考えることは大事ではありますな。
- 2008/10/04(土) |
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「竜馬がゆく」(司馬遼太郎) ★★★★★
これはすごい。竜馬の生涯を描いた全8巻の大作。幕末に風雲を巻き起こしてゆく竜馬はかっこよすぎます。無愛想だが愛嬌があり、人々に愛される竜馬が生き生きと描かれています。また、脇役として登場する中岡慎太郎、高杉晋作なども最高に格好良い。もちろん、騒乱の中で散ってゆく志士たちも。
竜馬が活躍したのは20代後半から10年足らずの間ですが、この間に海援隊設立、薩長同盟、大政奉還などに関わりこれだけのことを成し遂げていたとは思いませんでした。竜馬がいなければ、今日の日本は無かったのではなかろうか。
翻って自分。漫然とサラリーマンをしていてよいのだろうか。人は事を成すために生まれてきたのではないだろうか。俺はこのままで、何か事を成すことができるのだろうか。遅咲きの竜馬を見ていると、まだ間に合う、何かしなければ・・・と考えさせられ、妙にそわそわしてきました。
必読。長いけど、読むと人生が変わるかもしれません。
- 2008/10/03(金) |
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「魔王」(伊坂幸太郎) ★★★★☆
それぞれのやり方で、世の中(というか世界)に立ち向かっていく兄弟の物語。2部構成になっています。めずらしく政治を背景に物語が進んでゆきます。1部は、物事をすごく考えてしまうタチの主人公が、すこし不思議な力を得て、その力に戸惑いつつも自分はどうすべきかを考えてゆく。2部ではその1部の主人公の弟の彼女が一人称となって展開されるその後のお話。
すこし悲しいお話ではありますが、前向きで読後感もよいです。
伊坂さんは、世界を諦めていなくて、ヘンないじけみたいなものがなくて、すごく潔くてよいです。「砂漠」にもその感じは顕著に現れています。きっと、伊坂さんは世界を変えるための手段として、小説を選んだのだと思います。
10月下旬に、続編の長編「モダンタイムス」が発売されるみたいですね。楽しみです。
- 2008/09/23(火) |
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「スメル男」(原田宗典) ★★★★★
名作は伝えていこうシリーズ。ある日突然、体がとんでもなく臭くなってしまった男の話。臭いのせいでつぎつぎにトラブルに見舞われ、ついには大きな陰謀にまで巻き込まれてゆく。
高校生のころに初めて読んだのだが、珍しく何度か読み返した。読み終わると、登場人物のナルヒトやマキジャクが、この世界のどこかにいるんじゃないかとしばらく夢想していたことを思い出す。
いまでも文庫の背を見ると、当時ワクワクしながら読んだ記憶が少し、よみがえる。高校生だった僕に、大きなインパクトを与えた一冊。
キーワード:シャーレ/天才/実験
*
最近、デジタル一眼がほしくてたまりません。
価格.comやらメーカーサイトを見てると、3時間くらいあっという間に過ぎてる。
思い切って買ってしまったほうが、精神衛生上よさそうな感じです。
買うならキヤノン、ってとこまでは決まってます。
- 2008/09/11(木) |
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「陽気なギャングが地球を回す」(伊坂幸太郎) ★★★★
少し特殊な能力を持ったギャングたちが完璧な銀行強盗をする。綿密な計画、準備も万端。が、予想外のトラブルが発生し、物語がつぎつぎと回ってゆく。伊坂さんらしいリレーのようなストーリー展開で、最期まで飽きずに読みきれる。他の作品をいくつか読んでいる読者には、ちょっと先の展開が見えてしまうかもしれない(見えてしまった)ので、星一つ減点。
でも普通に楽しい小説。
キーワード:銀行強盗/仲間/嘘
- 2008/09/10(水) |
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